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医療機関インタビュー埼玉県草加市

認知症対策で重要なのは、早期発見の仕組みと
壮年世代から始める認知症になりにくい脳づくり

町のお医者さんとして内科全般を診ている神谷医院。特に神経内科を専門として、脳や神経に原因がある病気も扱っています。神谷達司院長は、もっと気軽に認知症の検査を受診できるよう、2014年から始まった草加市の認知症検診の導入を導いた立役者。そんな神谷医院だからこそ、30代壮年期からの認知症になりにくい脳づくりが必要と考えています。脳画像解析「BrainSuite(ブレインスイート)」に対する期待を院長の神谷 達司先生に伺いました。

お話を伺った方

神谷医院 院長・神経内科 神谷 達司 先生

公開・更新

2026.08.25 更新

神谷医院 神谷 達司 先生
神谷 達司 院長・神経内科
神谷医院(埼玉県草加市)

1. 整ってきた認知症の兆候の早期発見の仕組み

認知症についても気軽に検査を受けられるようにしたい

生活習慣病やがんのように、認知症についても気軽に検査を受けられるようにしたいと考え、草加八潮医師会から行政に働きかけ、私が中心になって神谷医院のある草加市と八潮市で認知症検診を始めました。

検診名は「脳の健康度チェック」です。検査の目的はあくまで可能性を発見することで、診断することではありません。そのため、多くの人が受診しやすいよう、あえて「脳の健康度チェック」としました。検診は60歳の人と65歳以上の人は無料で受けられ、年々受診者数も増えています。

加えて、検査だけではなく、もしその後精密検査を受け認知症と診断されたとしても、速やかに医療機関にかかれるような仕組みも整備されています。それが草加市の認知症検診です。

2. 次に必要なのは壮年世代からの脳づくり

認知症は、現状では100%の予防法はありません。しかし、発症のリスクを下げることは可能です。認知症の発症には、生活習慣や生活習慣病と密接な関係があることが、著名な疫学研究等で明らかになってきました。そのため、「認知症は生活習慣病の一つ」ともいわれています。

認知症の代表であるアルツハイマー型認知症は、症状が現れる何年も前から脳の変性が始まっていると言われています。また脳血管性認知症も動脈硬化が主な要因となります。つまり、認知症のリスクを下げるには早いうちから生活習慣を見直し、よい習慣を続けることが重要なのです。この、早いうち…すなわち壮年期から生活習慣の改善に気づく仕組みが、さらには必要だと考えていました。

3. BrainSuiteの魅力

BrainSuiteは認知症の症状が現れる何年も前から始まっている脳の変性がわかる検査だからこそ、生活改善の介入には最適!

BrainSuiteの登場により、従来では分かりにくかった「症状が現れる何年も前から始まっている脳の変性」の一つである海馬の萎縮を確認でき、さらに生活習慣の改善へと導く検査内容です。

まさしく、今後必要と考えていた「壮年期から生活習慣の改善を促す仕組み」として有用だと考えています。現在の「認知症検診」の仕組みと、このBrainSuiteを用いた「生活習慣改善」の仕組み、この2つの取り組みを行うことで、より認知症に対する対応が高まると期待しています。

こんな人におすすめ

30代壮年期の方はもちろん、高齢世代の方もぜひ受けてほしい脳画像解析検査です。1年に1回、定期的に継続して受けることで、海馬がどの様に変化しているかを確認でき、生活習慣の改善へ早期につなげることができます。

神谷医院(埼玉県草加市)

院長・神経内科 神谷 達司

神経内科を専門とし、埼玉県草加市で内科全般を診療。草加八潮医師会から行政に働きかけ、2014年に始まった草加市・八潮市の認知症検診「脳の健康度チェック」の導入を主導した。

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