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脳ドックは受けない方がいい?デメリットと後悔しない3つのポイント

脳ドックは一般的なコースで2〜10万円程度、予防目的のため自由診療で全額自己負担です。「受けない方がいいのでは」「デメリットは何か」と迷う方に向けて、後悔を避けるための3つのポイントを解説します。

公開・更新

2025.01.08 公開 / 2026.08.23 更新

デスクで考え込む男性

1. 「異常なし」に納得できない理由

2020年に当社が行ったアンケート調査では、MRI検査で発見できると考える疾患等として「脳の萎縮」と回答した方が49.5%にのぼりました。

しかし、オプションのない通常の脳ドックで、脳の小さな萎縮の兆候を見つけることは非常に難しいのが実際です。この誤解を持ったまま受診すると、本来喜ばしいはずの「異常所見なし」という結果に、物足りなさや不満を感じることになります。後悔の多くは、ここから生まれます。

2. ポイント1|分かることを正しく理解する

脳ドックで分かるのは、脳梗塞・脳動脈瘤・脳腫瘍といった疾患やその兆候です。一方で、健康なうちからの脳の微細な萎縮、一時的な不調、細かな神経の異常は対象外です。

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3. ポイント2|目的に合わせてコースを選ぶ

「現在の身体の状態を知る」ためなのか、「将来の病気を予防する」ためなのか。目的によって選ぶべきオプションは変わります。

たとえば、認知機能の低下に先行して20・30代から萎縮が始まる「海馬」を測る検査に、BrainSuiteがあります。東北大学加齢医学研究所が開発したAI解析により、従来のMRIと目視だけでは計測できなかった健康なうちからの海馬の萎縮度合いを測れます。

海馬は神経の生まれ変わりによって何歳からでも萎縮を抑え、大きくすることができます。良い生活習慣が神経の生まれ変わりを促すこともわかっているため、自分の海馬の大きさを知ることが、日々の行動を見直すきっかけになります。

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4. ポイント3|注意事項を事前に確認する

MRI検査は強力な磁力を用いるため、次に該当する方は受診できない場合があります。

  • 心臓ペースメーカー、除細動器、刺激電極などが埋め込まれている方
  • 脳動脈瘤クリップや人工関節など、金属が体内に埋め込まれている方
  • 妊娠している方、または妊娠している可能性がある方
  • 化粧品・カラーコンタクト・まつげエクステ・ネイルアート・白髪染めスプレー・増毛パウダー・刺青・アートメイクのある方
  • 閉所恐怖症の方
  • 受診先の病院・クリニックが定める禁忌事項に該当する方

※服用中の薬がある方はかかりつけ医にご相談のうえ、指示に従ってください。

5. 「受けない方がいい」ということはない

脳梗塞・脳動脈瘤・脳腫瘍などは自覚症状が出にくい一方、突然発症し死に至ることの多い疾患です。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病はこのリスクを高めます。

自覚症状が出にくいからこそ、生活習慣を整えることと、定期的に異常がないかを確認することの両方が重要です。「受けない方がいい」ということはありません。早期に病気やその兆候を発見できれば、必要な対応と予防行動をとれる可能性が高まります。

6. よくある質問

Q. 脳ドックのデメリットは何ですか

A. 費用が自己負担であること、そして分かることの範囲を誤解したまま受けると期待外れに感じることです。後者は事前の理解で避けられます。

Q. 「異常なし」でも受ける意味はありますか

A. あります。異常がないことの確認と、経年比較の基準になります。

Q. 何もしていないのに毎年受ける必要はありますか

A. 経年変化を見るために年1回程度が一般的です。生活習慣の見直しの結果を確認する意味もあります。

Q. 閉所恐怖症でも受けられますか

A. オープン型MRIを導入している施設もあります。受診前にご相談ください。

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海馬の大きさは、MRIとAIで10〜15分で測れます。