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海馬・脳を知る

好奇心とは?何歳でも脳が育つ、好奇心の持ち方

好奇心は海馬を刺激し、脳の可塑性を高めます。好奇心を持ったとき脳で何が起きるのか、結晶性知能との関係、そして日常で好奇心を保つ具体的な方法を解説します。

公開・更新

2025.02.20 公開 / 2026.08.23 更新

図書館で本を読み、知識が広がっていくイメージ

1. 好奇心を持つと、脳で何が起きるか

好奇心とは「自分が知らない何かを知りたい」という気持ちです。好奇心はドーパミンという神経伝達物質の分泌を促し、側頭葉内側の扁桃体を介して海馬を刺激します。その結果、海馬の神経の生まれ変わりが促され、記憶力の維持・向上につながります。

好奇心はまた、脳内の情報伝達ネットワークを強化します。脳は、認知機能が一部低下してもネットワークの強化によって働きを補える構造をしています。

2. 好奇心が高める「脳の可塑性」

脳には、外からの刺激で機能的・構造的に変化する「可塑性」があります。若い頃より時間はかかっても、年齢を重ねても脳は変わり続けます。

好奇心を持って新しいことに取り組むと、この可塑性が高まります。同時に、楽しむこと自体がストレスの軽減になります。可塑性の向上とストレスの軽減、この2つが海馬の萎縮を抑えます。

3. 70歳まで伸びる「結晶性知能」

経験や学習で獲得する知能を「結晶性知能」と呼びます。知識や言語能力がこれにあたり、70歳ごろまで伸び続け、その後ゆるやかに低下します。100歳以上の方は60〜84歳の方より知的好奇心が強かった、という研究もあります。

外国語を学ぶ、初めての趣味を始める。新しい知識に触れることが、結晶性知能を伸ばします。

4. 好奇心を保つ2つの習慣

楽しめることを選ぶ

続けられるかどうかは、楽しいかどうかで決まります。新しく始めたいものがあれば一歩を。ハードルが高ければ「昔していて今はしていないこと」の再開でも十分です。楽器、囲碁・将棋・麻雀、学生時代の部活やサークル、音楽・映画・読書・車いじり。当時を思い出しながら再開することも、脳への刺激になります。

日常に目を向ける

疑問に思ったこと、関心が向いたことに目を向ける。毎日歩く道、見慣れた風景、何気ない習慣のなかにも、見落としていた発見があります。この繰り返しが好奇心を育てます。

5. 海馬の大きさはAIで測れる

海馬は小指ほどの大きさで左右に一対あり、従来の脳ドックでは体積を測れませんでした。海馬MRI検査「BrainSuite」では、東北大学加齢医学研究所の20年以上の研究成果にもとづくAI解析で、健康なうちから海馬の大きさを測定できます。

6. よくある質問

Q. 何歳から始めても効果がありますか

A. 脳の可塑性には年齢の上限はありません。

Q. どんな趣味がよいですか

A. 種類より「楽しく続けられるか」が重要です。

Q. 好奇心と記憶力は関係しますか

A. 好奇心はドーパミンを介して海馬を刺激し、記憶力の維持・向上につながります。

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