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そのいびき、脳に効いているかもしれない|高血圧・いびきと海馬の関係

高血圧といびき。どちらも自覚症状がないまま進みます。この2つに特化した内科を開く鎌形博展先生に、対策を伺いました。伺った内容は、海馬の萎縮を抑えるための予防行動と重なります。体に良い生活習慣は、脳にも良い。その理由を整理します。

取材協力

鎌形 博展(かまがた ひろのぶ)先生 医療法人社団季邦会 理事長、株式会社EN 代表取締役兼CEO。社会医学系専門医指導医。医療現場での診療に加え、「医療業界の課題解決」をコンセプトに2023年に株式会社ENを設立。

公開・更新

2025.03.25 公開 / 2026.08.23 更新

ソファでうたた寝をする男性

1. 高血圧は自覚症状のないまま進む

高血圧は健康診断で測る項目ですが、数値が悪くても放置されがちです。何らかの病気が原因で高血圧になっている場合もあります。

血圧が高くなる要因の1つはストレスです。強いストレスを感じると交感神経が活発になり血圧が高まります。この状態が続くと高血圧のリスクが高まります。ストレスのほか、食事・運動・睡眠といった生活習慣も影響しますが、はじめは症状がありません。

高血圧になると血管が傷み、この状態が続くと脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まります。

2. いびきと睡眠時無呼吸症候群の違い

いびきをかく方には、多かれ少なかれ無呼吸があることも多くあります。低酸素になると身体に負担がかかります。「ただのいびき」か「睡眠時無呼吸症候群」かの違いは、無呼吸とそれに伴う低酸素が重症かどうかにあります。睡眠中は意識がないため、自分で気付くことはなかなかできません。

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧の要因の1つです。

高血圧も睡眠時無呼吸症候群も、症状が重くなってから受診するのではなく、その前に相談することで対策・予防ができます。鎌形先生のクリニックには30代〜50代の働き盛りの世代が多く、家族にいびきを指摘されて来院する方、健康診断の結果や身近な人の発症をきっかけに来院する方が目立つといいます。

3. 気をつけた方がいい人の特徴

鎌形先生によると、睡眠時無呼吸症候群が疑わしい状況として次が挙げられます。

  • 熟眠感のなさ
  • 日中の抗えない強い眠気
  • 頭痛
  • 身体的特徴(肥満、顔が小さい、顎が小さい、舌が大きいなど)

高血圧については、健康診断で基準値を超えていた場合、生活習慣を見直すことが重要です。

鎌形先生の診療では、問診票にしたがって話を聞き、検査を行ったうえで、大病院への紹介が必要な場合は紹介状を、治療が必要な場合は投薬をと、状態に合わせて進めていきます。生活習慣改善の話をする際も、その方の性格や好み、状況に合わせて伝える。漢方やサプリ、肥満の相談にも対応しています。

4. 生活習慣は足し算ではなく掛け算

しっかりとした睡眠、バランスのとれた食事、運動習慣、飲み過ぎない、禁煙、ストレス解消。これらの生活習慣は、良い場合も悪い場合も足し算ではなく掛け算のイメージで効いてくる。鎌形先生の表現です。課題を放置すれば、その分リスクは高まります。

5. 高血圧対策と、海馬の予防行動の共通点

血管を傷める不健康な生活習慣は、海馬の萎縮を促進する要因にもなります。

睡眠の質が低下すると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増え、海馬の萎縮につながります。つまり睡眠時無呼吸症候群は、海馬の萎縮にもつながる可能性があります。「いびき」という身近な症状からの相談が、結果的に睡眠時無呼吸症候群・高血圧・海馬の萎縮への予防につながります。

海馬は認知機能の低下に先行して20・30代から萎縮が始まりますが、萎縮が進むか抑えられるかは生活習慣が鍵を握ります。睡眠・食事・運動に加え、外出して人とコミュニケーションをとることも、脳の健康と認知症対策にとって重要です(鎌形先生)。

高血圧・いびきの対策として重要な「生活習慣を整えること」は、体にも脳にも良い。ここが両者の共通点です。

あわせて読みたい:睡眠と海馬 認知症対策10選

6. よくある質問

Q. いびきをかくと必ず睡眠時無呼吸症候群ですか

A. 違います。無呼吸とそれに伴う低酸素が重症かどうかが分かれ目です。自己判断は難しいため、気になる場合は相談してください。

Q. 高血圧といびきは関係ありますか

A. 睡眠時無呼吸症候群は高血圧の要因の1つです。

Q. いびきは脳に影響しますか

A. 睡眠の質の低下はコルチゾールの分泌を増やし、海馬の萎縮につながる可能性があります。

Q. 症状がなくても受診していいですか

A. 症状が重くなる前の相談で対策・予防ができます。「高血圧といびきの内科 神保町駅前」は初診15分・再診5分で、お昼休みや仕事帰りにも受診できます。

関連サービス

高血圧といびきの内科 神保町駅前 https://wellness.or.jp/

株式会社EN https://www.med-pro.jp/en/

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