​脳ドックの検査項目・費用、受けた方がいいケースを徹底解説

好奇心

​好奇心を持って物事に取り組むことは、海馬の萎縮を抑え、脳の健康につながることがわかっています。
この記事では、好奇心を持つときの脳の動きと、何歳になっても脳が成長するための好奇心の持ち方について解説します。

目次
​脳ドックとは
 ・​脳ドックの概要
 ・​脳ドックの検査内容

​​​脳ドックの流れ

​​脳ドックを受けた方がいいケース
 ・​​​健康診断で基準値を外れた項目が多い
 ・​​​ストレスが多い
 ・強い頭痛がある
 ・脳卒中・認知症の家族歴がある

​​脳ドック受診者の声

​​脳ドックを受けるために必要な時間

脳ドックの費用
 ・​脳ドックの補助金・助成金

​​​脳ドックの選び方
 ・病院・クリニックの場所
 ・​​受診のしやすさ
 ・​​MRI

最後に

1. ​​好奇心と、脳の健康

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​好奇心とは「自分が知らない何かについて知りたい、という心や気持ち」と定義されています。この好奇心が、「ドーパミン」という神経伝達物質を発生させます。
この結果、脳の中にある「側頭葉」という部位の内側にある「扁桃体」という神経細胞の集まりが記憶をつかさどる「海馬」という部位が刺激され、記憶力の向上に繋がります。

好奇心を持つことで、海馬が刺激されると、海馬の神経の生まれ変わりが促進されます。
実は、海馬は何歳になっても脳の中で神経の生まれ変わりが起きる代表的な部位なのです。そして、生活習慣によって、その萎縮を抑えたり、大きくすることもできます。

また、好奇心を持つことは、脳内の情報伝達ネットワークの強化につながります。たとえ記憶力などの認知機能が低下したとしても、脳はこの「脳内の情報伝達ネットワークの強化」によって、低下を回復・維持することができる構造になっています。

つまり、好奇心を持つこと自体が、脳に良い影響を与えると言えるでしょう。 

運動脳

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​脳には「可塑性(かそせい)」と呼ばれる性質があります。外からの刺激によって、脳が機能的・構造的に変化する性質のことです。

この「可塑性」があるからこそ、何歳になっても脳は働きを向上し続けることができます。若い頃より時間はかかるかもしれませんが、年齢を重ねても、脳は成長を続けることができるのです。

そして、好奇心を持って新しいことに取り組むと、脳の可塑性が高まることが分かっています。また、好奇心を持って楽しむことは、ストレスの軽減にもつながります。
これら「脳の可塑性を高めること」「ストレスを軽減すること」が、海馬の萎縮を抑え、脳の健康維持へとつながります。 

運動脳

※関連記事:海馬とは?!記憶をつかさどる脳の海馬について徹底解説​

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​経験や学習によって獲得する知能は「結晶性知能」と呼ばれています。知識や言語能力などが、この「結晶性知能」と言われるものになります。

結晶性知能は「70歳ごろまで伸び続けた後に、ゆるやかに低下する」ということが分かっており、高齢になっても高い状態を保つことができると考えられています。
「100 歳以上の方々の方が、60〜84 歳の方々と比べて、男女ともに、知的好奇心が強かった」という研究もあるほどです。

外国語を身に付ける、これまでしたことのない趣味を始めてみるなど、好奇心を持って新たな知識を学ぶことは、この「結晶性知能」を高めていくことができると言えるでしょう。 

2. 好奇心を持つための実践方法​

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​好奇心を持って物事に取り組むためには、楽しんで続けられることが一番です。

新しく始めてみたい、というものが見つかったら、まずは一歩踏み出してみましょう。

新しいことを始めるのはハードルが高いと思われる方は、「昔していたけれど、今はしていないこと」を再開してみてはいかがでしょうか。例えば、ピアノやギターなどの楽器、囲碁・将棋・麻雀などのゲーム、子どもや学生の頃にしていたことでも良いでしょう。

運動脳

​学生時代に、音楽・美術・科学・文学創作・演劇・スポーツなどの部活やサークルに入っていたのであれば、当時のことを思い出しながら少しずつ再開してみる、ということも、脳に良い刺激を与えます。

音楽や映画鑑賞、読書、自動車や車いじりなどの趣味も好奇心につながります。

ぜひ、楽しんで取り組むことができること、そしてその時間を、大事にしてください。

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​好奇心を高める方法として、「疑問を感じたことや、関心が持てることに目を向けてみる」という習慣があります。

この「目を向ける」という行動を繰り返すことが、好奇心を高めていくことにつながります。

毎日歩く道や、いつも何気なく行っている習慣、見慣れた風景の中にも、好奇心を持って見てみると、新しい発見や楽しさ、これまで見落としていた気付きがあるかもしれません。

このように、好奇心を持ち続けられる習慣を持つことは、海馬の神経の生まれ変わりを促進し、また、脳の「可塑性」(かそせい)によって何歳になっても脳の働きを向上させることができます 

​3.​ ​好奇心を持つことで刺激される海馬は、AIで測れる

​​脳ドックには様々な検査項目が含まれており、MRI・MRA、CTスキャン等で脳の状態を把握します。

脳ドックは、病院・クリニックによって、また、選ぶコースによっても、検査できる項目が異なりますので、気になる項目、知りたい内容に合わせて、コースを選ぶことができます。一般的に、基本コースにMRI・MRAが含まれており、オプションで検査内容を追加することができる病院・クリニックが多いといえるでしょう。

運動脳

​4.​ ​最後に

​​脳ドックには様々な検査項目が含まれており、MRI・MRA、CTスキャン等で脳の状態を把握します。

脳ドックは、病院・クリニックによって、また、選ぶコースによっても、検査できる項目が異なりますので、気になる項目、知りたい内容に合わせて、コースを選ぶことができます。一般的に、基本コースにMRI・MRAが含まれており、オプションで検査内容を追加することができる病院・クリニックが多いといえるでしょう。

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海馬に良い情報をSNSでお届けしています​

1. ​測る

​10分程のMRI撮像で、記憶をつかさどる海馬の大きさを測ります。​海馬は20・30代より萎縮が始まると言われています。

2. 解析する

東北⼤学加齢医学研究所の開発したAI画像解析技術により、これまでは分からなかった健康なうちからの海⾺の大きさを解析します。

3. 理解する

海馬体積やその同性・同年齢比較、経年変化予測等をレポートします。医師や看護師による生活習慣改善アドバイスも受けられます。

4. 育成する

​​海馬は神経の生まれ変わりによって、何歳になっても萎縮を抑え、大きくすることもできることが分かっています。