脳ドックとは、脳ドック学会のウェブサイトによると「頭部MRI・MRA等を用いて脳に関係する疾患の診断や、疾患リスクの早期発見等を目的とする健康診断の一種」とされています。
通常、人間ドックでは脳の検査は網羅されておらず、脳の状態を詳しく調べるためには脳ドックが必要になります。
「脳血管疾患」は日本人の死因としては4番目の多さとなっており、2021年の脳血管疾患による死亡者数は10万4,595人にのぼります(2022年9月 厚生労働省「令和3年(2021)人口動態統計」)。脳血管疾患を発症する人は年間29万人以上と言われており、発症した人のうち、約3人に1人は亡くなっていると言える疾患です。
また、寝たきりになってしまう病気としては最多となっており、介護が必要になる病気としても2番目に多いと言われています。
脳ドックは自分にとって必要?、聞いたことはあるけど自分にとって必要?、検査項目にどんな内容があるの?、といった脳ドックの「よくある質問」を徹底解説します。
Button脳ドックで何が分かるのか、どのような病気や症状を発見できるのか、そしてコースやオプションの選び方について詳しく解説します。
脳梗塞・脳動脈瘤・脳腫瘍などの脳の病気は自覚症状が出にくい一方で、突然発症することが多く、死に繋がることが多い疾患です。
自覚症状が出にくいからこそ、脳ドックで異常や病気の兆候がないかを定期的に確認し、予防していくことが重要です。
脳ドックは一般的なコースで2~10万円程度(検査内容や病院・クリニックによって異なります)かかります。予防を目的としているため保険の適用外となり、全て自己負担となる「自由診療(※)」です。
このため、「脳ドックを受けて後悔したくない」と思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、脳ドックで後悔しないためのポイントを解説します。
※症状がある場合など、医師が必要と判断した検査の場合、保険適用で脳ドック同様の検査を受けられる場合があります。
MRI検査は、正式には「磁気共鳴画像法検査」と言い、主に磁力を活用して撮影を行います。MRAとの違いや注意点、選び方などを詳しく解説します。
健康診断は、生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の早期発見・早期治療はもちろん、体や脳の病気そのものを予防することを目的に行われています。
健康診断を毎年何となく受けている、という方も多いかもしれませんが、普段の生活習慣が体や脳に与える影響や、加齢と共に体に起きている変化が、健康診断の結果数値には出てきます。判定結果だけではなく、健康診断の結果数値を通して「体の中で何が起きているか」をよりしっかりと把握し、健康を維持するために生活習慣を整えることが大切です。
本記事では健康診断の結果数値で特に見るべき、9のチェックポイントをご紹介します。