​脳ドックの検査項目・費用、受けた方がいいケースを徹底解説

運動脳

​最新の研究によると、ダンスにより、記憶をつかさどる脳の海馬を鍛え、記憶力などもアップできる可能性が明らかになっています。
「運動はからっきしだけど、J-POP・K-POPダンスから、ラテンや各国のフォークダンスを “ゆるく” 踊る」脳科学研究員が、ダンスが脳に与える様々な効果について詳しく解説していきます。

目次
​脳ドックとは
 ・​脳ドックの概要
 ・​脳ドックの検査内容

​​​脳ドックの流れ

​​脳ドックを受けた方がいいケース
 ・​​​健康診断で基準値を外れた項目が多い
 ・​​​ストレスが多い
 ・強い頭痛がある
 ・脳卒中・認知症の家族歴がある

​​脳ドック受診者の声

​​脳ドックを受けるために必要な時間

脳ドックの費用
 ・​脳ドックの補助金・助成金

​​​脳ドックの選び方
 ・病院・クリニックの場所
 ・​​受診のしやすさ
 ・​​MRI

最後に

1. ​ダンスで海馬を鍛えられる理由

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​年齢を重ねると、海馬をはじめとする脳は萎縮していきます。ただ、海馬は神経の生まれ変わり(「神経新生」といいます)により、何歳になっても萎縮スピードを抑えることができ、場合によっては大きくできることが分かっています。
脳が萎縮したとしても、その後の行動次第で大きくすることができるということに驚く方は、多いのではないでしょうか。

そして、特に継続的な有酸素運動が「神経新生」の促進に効果的であることが、近年明らかになってきています。

さて、本日のテーマのダンスですが、2024年のオリンピックで金メダルを獲得したブレイキン、TVでよく目にするJ-POPやK-POP、HIP-HOPダンス、かちっとした社交ダンスから、情熱的なラテンダンス、昔懐かしいフォークダンス、日本ならではの日本舞踊や盆踊り・阿波踊りのようなご当地踊り、ラジオ体操まで、本当に様々なジャンルがあります。

ダンスは有酸素運動の一種ですが、通常の有酸素運動にはない素晴らしい効果があります。

運動脳

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​カラダを動かし、息があがってくると、脳血流が上昇し、酸素・栄養素が脳に回っていきます。これは「確かにそうかも」と感じる方も多いのではないでしょうか。脳血流の上昇は、脳の活性化に繋がります。

加えて、神経を成長させるBDNF(脳由来神経栄養因子)が血液中に分泌されはじめ、神経伝達が促進されるとともに、海馬の神経新生が促進されます。
著者は、運動をして息があがって良い感じになると「BDNFが出てきて、海馬に栄養が回っているぞー」と思いながら、テンションを上げていきます。

これが、通常の有酸素運動が脳にもたらすメカニズムです。

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※関連記事:海馬とは?!記憶をつかさどる脳の海馬について徹底解説​

ダンスにはさらに脳に良い効果があります(※1)。

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​踊っていると、「リズムに合わせないと!」「次、どういう動作だっけ?」と頭を使いますよね。

シニア向けにダンスを教えている私の先生は「これからちょっと脳トレするよ~」と言いながら、振り付けをすることがあります。そう、「脳トレ」要素があるんです。

「脳トレ」+「運動」を組み合わせた「デュアルタスク(複合作業)」は、近年の大規模研究によりさらに脳に良い可能性があることが分かってきており、研究者の中で注目を浴びています。 

​脳ドックを受けようと思った理由・きっかけ

​ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールは、海馬などの脳の萎縮要因の1つです。長期間コルチゾールの悪影響を受けると、海馬ほか脳の神経細胞の萎縮を引き起こします。

一方で、ダンスの「楽しい」というワクワク感や「もっと上達してやるぞ」という自己肯定感の高まりは、幸福感をもたらすホルモンであるセロトニンなどのレベルを高めてくれます。また、ストレスの軽減が、コルチゾールの発生を抑え、海馬を守ってくれると言われています。

何よりも、仲間と楽しみながらポジティブな感情をいだくことが脳への刺激にもつながりますし、自然と「続けていこう」という気持ちになりますよね。

ダンスは、認知症リスクの軽減や重症化予防にも役立つという研究もあり、老若男女問わず注目を浴びています。

※1:Dancing and the Brain | Harvard Medical School など

​2.​ 海馬はAIで測れる!

​​脳ドックには様々な検査項目が含まれており、MRI・MRA、CTスキャン等で脳の状態を把握します。

脳ドックは、病院・クリニックによって、また、選ぶコースによっても、検査できる項目が異なりますので、気になる項目、知りたい内容に合わせて、コースを選ぶことができます。一般的に、基本コースにMRI・MRAが含まれており、オプションで検査内容を追加することができる病院・クリニックが多いといえるでしょう。

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​著者(40代・男性)は、20代・30代を休みなくがむしゃらに(睡眠時間を削り、頻繁にストレスをため込みながら、時に大酒を飲み)働き、どんどん記憶力が低下していることを自覚していました。

BrainSuiteを受けたところ、やはり海馬がかなり萎縮しており、自分の生活を見直すきっかけに。そこで長らく中断していたダンスを再開したところ、海馬が少し大きくなり、脳のキレも戻ってきました。
これ以降、どんなに忙しくても、気分をリフレッシュでき海馬を育ててくれるダンスは続けています。

​「ダンス」に対しては、敷居が高いと思う方も少なくないと思いますが、最近では、フィットネスクラブでのグループレッスンから、地域の公民館での集まりや自主的な愛好家サークルまで、探してみると挑戦する機会はたくさんあります。お孫さんと一緒に踊るため、ダンスを習いに来る60代・70代の方も増えています。

ダンスにより、体と共に海馬も鍛えられること、そして脳の健康を守ることができるということを、ぜひ実感してみてはいかがでしょうか。

関連記事:「運動脳」で話題!運動で体と共に海馬も鍛えられる理由を解説

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海馬に良い情報をSNSでお届けしています​

1. ​測る

​10分程のMRI撮像で、記憶をつかさどる海馬の大きさを測ります。​海馬は20・30代より萎縮が始まると言われています。

2. 解析する

東北⼤学加齢医学研究所の開発したAI画像解析技術により、これまでは分からなかった健康なうちからの海⾺の大きさを解析します。

3. 理解する

海馬体積やその同性・同年齢比較、経年変化予測等をレポートします。医師や看護師による生活習慣改善アドバイスも受けられます。

4. 育成する

​​海馬は神経の生まれ変わりによって、何歳になっても萎縮を抑え、大きくすることもできることが分かっています。