「運動脳」で話題!運動で体と共に海馬も鍛えられる理由を解説

運動脳

子供から高齢者まで、どの年代でも運動が脳の健康を守るために重要であるということが分かってきています。

運動で体と共に海馬も鍛えられる理由、そして、脳神経の成長・脳の大きさの増加や脳活動の活性化につながるメカニズムについて解説します。

目次
1.運動と脳の認知機能の関係
運動は老若男女すべての方の脳の健康を促進
運動によって、脳の認知機能が向上するメカニズム

2.運動でカラダを鍛えることは、すなわち脳を鍛えること
継続的な運動による、脳の認知機能の向上
運動によって、脳の認知機能をより向上させるためのポイント

3.脳の健康を「見える化」してモチベーションを高めよう 

記事公開日:2024年7月16日
最新更新日:2024年9月9日

運動によって、脳の認知機能をより向上させるためのポイント

最近では、ただ運動をするだけではなく、より脳に刺激を与える形で運動する方が、認知機能の向上につながると言われています。
例えば目から入ってくる視覚情報や、体のバランスを制御する体性感覚などを統合しながら、その場の状況に適した身体活動を行う「協調運動」というものがあります。協調運動を行うと、ただ有酸素運動や筋トレをするよりも、より認知機能が向上すると言われています(17)。

協調運動に加えて、脳トレなどの認知トレーニングを運動と組み合わせることで、認知機能がより向上することが報告されています(18)。「エグザゲーム」のように、カラダを動かしながら認知機能が必要なゲームを行うことで認知機能が向上したり、運動しながら認知トレーニングをすることによって記憶機能が向上すると言われています(19)。 

スポーツジムではグループレッスンといった形で協調運動となるトレーニングメニューが提案されています。このようなレッスンには認知機能が必要となるメニューが含まれているため、継続的に参加することで認知機能の向上につながるでしょう。

強調運動による認知機能向上

ご自身の好みに合わせて、認知機能の向上につながる運動を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。まずは、興味のある運動から始めていき、身体を動かし鍛えていく中で、自然と脳も鍛えられていくでしょう。

スポーツクラブ「メガロス」とは業界初(20)の「海馬にアプローチする脳活パーソナルトレーニング」を2024年6月より提供しています。
「体を鍛えることで、海馬を鍛えるため」には、一定以上の「強度・頻度・時間」が必要です。「脳活パーソナル」では、一人ひとりの体力レベルに合わせて、これをプログラム化しています。

※参考記事:
オヤジはジムでカラダと海馬を鍛える時代です(WebLEON)

脳活パーソナル

これらのサービスをご活用いただき、​​運動で体と共に海馬も鍛えられること、そして脳の健康を守ることができるということを、ぜひ実感していただければと思います。

健康な脳は、あなたの人生をより豊かにしてくれることでしょう。

執筆・監修
曽我啓史

博士(スポーツ科学)、看護師免許保有、専門統計調査士
東北大学 スマート・エイジング学際重点研究センター 助教
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 客員研究員

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1. ​測る

10分程のMRI撮像で、記憶をつかさどる海馬の大きさを測ります。海馬は脳の老化に最も先行して30代より萎縮が始まります。

2. 解析する

東北⼤学加齢医学研究所の開発したAI画像解析技術により、これまでは分からなかった健康なうちからの海⾺の大きさを解析します。

3. 理解する

海馬体積やその同性・同年齢比較、経年変化予測等をレポートします。医師や看護師による生活習慣改善アドバイスも受けられます。

4. 育成する

海馬は脳内で唯一、神経が生まれ変わります。生活習慣を改善することで、萎縮を抑え、大きくすることもできます。